中学受験の「新御三家」（男子）とは？その理由や共通点と最新の取組みを紹介

中学受験・男子校の「新御三家」をご存知でしょうか？

この記事では、「新御三家」と言われるようになった理由や新御三家の共通点・そして、コロナ禍でのICT環境など最新の取組みを紹介します。

中学受験男子校の新御三家とは？

古くから男子中学校を格付けする上で、伝統のある上位三校が「御三家」と呼ばれてきました。

上位三校とは、言わずと知れた

• 開成中学校
• 麻布中学校
• 武蔵中学校

です。これら3校は不動で本まで出ているほどです。

男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実 （文春新書） [ 矢野 耕平 ]

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「新御三家」とは、更に続く三校を連ね称したもので、東大進学率が高い順に、

• 駒場東邦中学校
• 海城中学校
• 巣鴨中学校

と言われています。

新御三家と呼ばれ始めた理由は？

御三家、および新御三家というのは、ともに高度な教育により、より良い進学先へ導く役割を期待されてついたブランドです。

とりわけ日本の最高学府、東京大学への登竜門としてみなされています。

ところが実際のところ、東大進学率だけで見れば、これらの順位は御三家を含め、年によってしばしば入れ替わりが起こるため、別の学校が候補に挙がってくることもあります。

御三家については歴史ある学校ということもあり、順位が入れ替わろうとも不動のトップ３としてその名を誇っています。

比較的新興である新御三家もまた、近年では、多少の変動では揺るぎない名誉を保持し始めていると言えます。

その理由としては恐らく、これら三校は地道に実績を伸ばし、新時代の定番として世間一般に認知された、という時代の流れが強く影響しているものと思われます。

新御三家の共通点

中学受検での新御三家で言える共通点といえば、

• 三校とも私立の男子校であることはもちろん、最終的に東大の現役合格を見据えた教育方針を採っているところでしょう。

また、

• 目標へ一直線に至るエスカレーター式の中高一貫であることもそうです。

違うところと言えば、駒場東邦、海城は完全中高一貫であるのに対し、巣鴨のみ高校受験からでも受け付けており、他の中学校から東大合格を目指す生徒の受け口ともなっています。

新御三家のコロナ時のICT対応

世界規模で蔓延する新型コロナウイルス拡大防止の観点から、各校は早々に対策を講じてきました。

駒場東邦はgoogleアプリを利用した授業配信、自動採点システム、リアルタイムHRで、自宅にいながら課題に取り掛かれる環境を提供しています。

また、学校説明会の来場時人数を当事者一名のみに絞り、動画配信も別途用意したり、文化祭を規模縮小、オンライン配信という対策を講じてきました。

海城では学校見学会の一時中止しているほか、Microsoft office365を導入した「遠隔学習指導」を実施しており、通学できない生徒に向けた新しい学習のかたちを模索しています。

巣鴨もまた、休校中にyoutubeを利用した課題の配信や、オンラインHRや面談等を行い、遠隔での学習環境を提供しています。

３つの学校はともに時代の変化に素早く対応してくれているとまとめられるでしょう。

まとめ

中学の「新御三家」（男子）の理由や共通点と最新の取組みを紹介しました。

新御三家3校の詳しい学校情報などは関連記事でまとめていますので、是非、リンクでお読みください！