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2023年中学入試・国語の小説出典は?難関男子校まとめ

2023年度の中学入試が終わりました。国語の出典はその学校が子供達に知ってほしい・理解していてほしい事がわかる大事なメッセージの一つとなります。

この記事では、2023年中学入試の国語の出典と2022・2021年入試の国語の出典を難関男子校くくりでまとめてみました。是非、学校からのメッセージを感じ、今後の参考にしてみてください。

目次

2023年中学入試・難関校男子国語の小説出典は?

2023年中学入試用の国語で使われた小説を学校別に見てみたいと思います。

筑波大駒場中学校の入試に使われた小説

  • 「学ぶことと遊ぶこと」  石黒広昭
  • ベストエッセイ2022内「ガラスのこころ」 岸田奈美 
  • ベストエッセイ2022内「花時計」 木坂涼

https://www.toibito.com/toibito/articles/%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%93%E3%81%A8-%E3%81%A8-%E9%81%8A%E3%81%B6%E3%81%93%E3%81%A8

開成中学校の入試に使われた小説

  • 「ひとの住処」  隈 研吾
  • 「終点のあの子」 柚木 麻子 

麻布中学校の入試に使われた小説

  • 「タイムマシンに乗れないぼくたち」 寺地 はるな 

こちらの小説は浦和暁の星女子・栄東のほかに渋谷教育学園渋谷でも取り上げられたため、現在書籍が購入困難となっているようです!

武蔵中学校の入試に使われた小説

  • 「思いがけず利他」 中島 岳志 

駒場東邦中学校の入試に使われた小説

  • 「マイスモールランド」 川和田 恵真

海城中学校の入試に使われた小説

  • 「星の髄に」 窪 美澄 
  • 「科学と文学について自分なりに考えてみた」 川添 愛

早稲田中学校の入試に使われた小説

  • 「渡辺毅のウェルカム・ホーム 鷺沢 萠
  • 「人間とはどういう動物か」 日高 敏隆

2022年中学入試・国語の小説出典は?

2022年中学入試用の国語で使われた小説を学校別に見てみたいと思います。

男子御三家 国語の小説出典

開成中学校の入試に使われた小説

  • 「おいしくて泣くとき」 森沢昭夫 2020/6/3発売 

森沢昭夫 さんは日本の作家です。この小説の舞台は、貧困家庭の子どもたちに無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。

その店のオーナーの息子、中学生の心也は、「こども飯」を食べにくる幼馴染の夕花が気になっていました。

7月のある日、心也と夕花は面倒な学級新聞の編集委員を押し付けられたことから距離が近づき、そして、ある事件に巻き込まれます。

無力な子どもたちをとりまく大人たちの深い想いや「美味しい奇跡」を描いた希望の小説です。

麻生中学校・海城中学校の入試に使われた小説

  • 「氷柱の声」 くどうれいん 日本の小説家、歌人、俳人 2021/7/9 →2つの学校が同じ文献を使っています!

麻布中学校と海城中学校が選んだこちらの小説。2021年7月と、問題作成が8月という通例を考えますとギリギリに刊行された本を使っています。

内容は震災のお話。

ブックレビューは賛否両論ありますが、震災時の若者が感じた思いをある意味素直に書いているため、この2つの学校はこれを子供に考えてほしかったことだとわかります。

以下、レビューが高かった感想です。

阪神淡路大震災を経験しました。震災をテーマにしたものはずっと避けてきたのですが、友人のお勧めで読むことにしました。
当時、震災後、教員として震災教育もやってきたのですが、自分の中にずっともやもやしたものがあったのが避けてきた理由です。作者が書くことを避けてきたことと、登場人物のもやもやした気持ちが、私も一緒だと思いました。
批判的なレビューもあるけど、思いは人それぞれだからね。

武蔵中学校の入試に使われた小説

  • 「記憶する体」 伊藤亜紗 2019/9/18

筆者とインタヴュー対象者の対話のような、または小説のようなものを読んでいる気分にさせられます。

文章が上手いということもあるのでしょうが、著者の観察眼の鋭さによるのでしょう。

【筑駒・駒東・慶應普通部】国語の小説出典は?

筑波大附属駒場中学の入試に使われた小説

  • 「はじめてだらけの夏休み 大人になりたいぼくと、子どもでいたいお父さん」 唯野未歩子

葉太は九歳の小学生。ある日家に帰ると、母がいなくなっていた。

代わりに滅多に家にいない録音技師の父が一緒に夏休みを過ごすという。

最初は父を拒絶していた葉太。だが、土鍋で炊いたごはん、まっすぐ進む遊び、「雪の音」をつくる手伝いなど、経験したことのない日々に葉太は夢中になっていく。このまま一緒にいたいと思っていたけれど…。

父と息子のひと夏の物語。

駒場東邦中学・慶應義塾普通部の入試に使われた小説

  • 「教室に並んだ背表紙」 相沢沙呼 2020/12/4 →慶應義塾普通部でも使用!

中学校の図書室を舞台にして、少女たちの心模様(級友たちとうまくいかない女子中学生の、疎外感、孤独、不安など)を描いています。
連作短編集。

男子校なのに、女子中学生を題材とする駒場東邦中学校がまた魅力的ですね!

以下Goodレビューです。

連作短編集で、最後に、おおっとうなるような仕掛けもほどこされています。
まず、読んでおもしろい。
1話ごとに、悩み・苦しみに希望が見いだせるように作られています。
それが、もしかすると、人によっては、安直だとか、甘い、とか感じるかもしれません。
でも、私個人としては、こうして最後にほっとさせてもらえると、とても落ち着きます。
わたしのような大人が読んでも、おもしろく、感動するのですが、なにより、ここで登場するような生徒さんで、いま現実に悩んでいるような人が、これを読んで、少しでも心が癒され、明日への希望が持てるといいな、と思うのです。
お勧めします。

2021年中学入試・国語の小説出典は?

ここからは、2021年中学入試用の国語で使われた小説を学校別に見てみたいと思います。

男子御三家 国語の小説出典

開成中学校の入試に使われた小説

  • 「糸」 最上一平 日本の児童文学作家
  • 「非属の才能」 山田玲司 日本の漫画家であり小説家

山田玲司さんは日本の漫画家であり小説家です。こちらの本は、2007年に出版されたものです。

この本のコメントを抜粋します。一度は10代のうちに読んだらよい本のように思えましたので、ご紹介したいと思います。(ネタバレありなので、必要ないかたはスルーしてください。)

うちも中学生の息子へ買いました!

本書では、誰もの中に潜んでいるはずの「非属の才能」を開花させるためには、世間の当たり前を思考停止して受け入れるのではなく、自分の価値観を持ち、自分の頭で考えることが大切であると述べられている。
才能があると世間で言われている多くの著名人も、世間の当たり前に流されず、自分で考え、自分の価値観に従って行動したことで「非属の才能」を開花させたのだということがよくわかる
群れの論理(過去の成功体験に支配されている価値観)に支配されないことや、
当たり前を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考え、自分なりの価値観を持つことの大切さが様々なテーマから語られている。
また、自分の非属の才能を見つけるための方法として、一度引きこもりって外部の情報をシャットアウトし、自分自身が大切にしている価値観を再発見することの大切さを語っている。
ただし、非属の才能の持ち主は、往々にして孤立しがちだ。
その原因は自分病という病に掛かってしまっているからであり、自分の非属の才能でいかに他人を幸せに出来るかが大切であると説く。
同調するのではなく協調する
まず、他人を認め、他者の話を聞く
俯瞰的、対極的視点を身に付けるなど、ただ自分だけが正しいという自分病にならないように気を付けなければならない。
そして、相手と重なるところは共感し、重ならないところでは相手を楽しませることが大切だという。
著者は、幸せとは「分かち合うもの」であると主張している
非属の才能という自分にしかない価値を身に付け、その価値を他者に提供することこそが、同調ではなく協調し合える社会の実現につながるのだということを、感じるに至った。

作者のことを今までまるで知らなかった。
漫画も読んだことはない。
しかし、これほどの本に出会えたのは本当に幸せだ。
本当の意味で、自分の人生を生きる決心がついた。
この本の意味を理解できるならば、「非属の才能」はまちがいなくあるだろう。
俺もそしてみんなもけして一人ではない。
孤独でもいい。才能を信じきればそれでいい。
人生とはすべからく自分のものである。

10代の自分に送りたい一冊。
著者が発しているメッセージをティーンエイジャーの僕はきっと必要としただろう。
「皆に混じれなくても、別に悪くない」ということを、今の自分はわかる。
でも、それに気づいた(おおげさに言えば悟りを開いた)のはようやく22、3歳の頃だ。それまでは「知り合いが一人も居ないパーティーに間違えて来てしまっている自分」感で悶々としていたというのが正直なところだ。
著者は「どこにも属せない感覚」と表現しているが、まさにピタリである。群れることができなくても全然良い、なのであるが、ティーンエイジャーの僕にはそれを言ってくれる人が居なかった。
もしくは居たのに気づかなかった。
なので、山田玲司氏のこの本を読み、「ここまでわかりやすく言ってくれる人が居たら、もう少し早く楽になっていたのに」と思うわけである。

文字量が少ない、イコール内容は薄い。しかしながら、この本には非属を肯定する強烈な意志がある。特に若い10代の人たちで、そのメッセージに救われる人はきっと多いと思う。ベタすぎる文章のオンパレードだけど、それもまた良し。僕もなんというか、エンジンかけなおしたい気分になった、そんな一冊だ。

麻生中学校の入試に使われた小説

  • 「サキの忘れ物」内「河川敷のガゼル」 津村記久子 小説家

麻布中学校が選んだこちらの小説。

2021 年度入学者向け「大学入学共通テスト第二日程追再試験国語「現代文―文芸的文章(小説文)」」の出典にもなりました。

様々な試験から出題されるということは、先生たちが伝えたいことが共通しているということでしょうか。

さまざまなタイプの話が入っていますが、全体として
「何も持っていない側の人間でも、人から選ばれることがない側の人間でも、自分で自分の人生を選ぶことはできる」ということが伝わってきて、読後、前向きな気分になれました。

麻布の国語の試験は起承転結があり、必ず何か考えさせる問題がありますので、そういった意味でも子供達へ読んでみてもらいたい一冊です。

武蔵中学校の入試に使われた小説

  • 「五感の哲学」 加藤博子 文学博士(名古屋大学)

現在は、非常勤講師として、また、各地のカルチャーセンターで哲学講座などを行っている著者。

「この一度きりの人生を豊かに生き切って、この世を味わい尽くして、あの世に旅立つ道を辿ることが、本書のテーマ」とのこと。

哲学書なので、深い話だと想像されます。レビューを拝見すると、こんな意見が。

「五感」と「哲学」って一見すると無関係のように思えます。
でもよく考えてみれば、五感って太古より人間に備わっているもの。
この本は、アリストテレス、柳田國男、シュタイナー、ミシェル・セールなどの古今東西の哲学者や思想家たちが「五感」をどのように捉えてきたかという事例を紹介しながら、五感を研ぎ澄ますことの意義を教えてくれます
衰えていく五感を新しいものに取り換えることはできませんが、内的世界を豊かにすることでバージョンアップすることはできる。
そんなことに気づかせてくれる一冊でした。

ご興味を持たれた方は是非読んでみて下さい。

【筑駒・新御三家】国語の小説出典は?

筑波大附属駒場中学の入試に使われた小説

  • 「ひとりで、考える-哲学する習慣を」 小島 俊明 フランス文学者、詩人
  • 「ときどきの少年」  五味 太郎 絵本作家

小島俊明さんの本は2019年5月発売と、わりと新しい本です。

2020年度の教育改革をひかえ、フランスの事例を紹介しながら「考えること」をテーマにしています。

「主体的・対話的で深い学び」「探究型学習」「哲学対話の授業」などへの関心が高まっています。正解のない課題に対して自分で「考える」ことがますます求められるようになります。

と、著者は言っています。また、読んだ人のレビューも納得感があるものでした。

是非若い方々に読んで戴きたい箇所は、
「自分と同じ考えだから友だちになるのではなく、むしろ自分とは違う感じ方、違う考え方だから、友だちになれるのです。そこで、刺激しあい、切磋琢磨するから友情がはぐくまれるのではないでしょうか
個性を尊重するといいながら、出る杭は打たれるという矛盾を感じる社会。
その中で個を大切にする姿勢を自己および他者に向けて持ち、そして互いの個を尊重することが肝要だと思う。

もう1箇所引用すると
他人と比較しない。自分は自分。自分で考えたことに自信を持ち、責任を持ち、自分を信じて、強く生きるのです」
とても熱いメッセージです。
時に過激かな、と思うほど強い言葉を放つ著者ですが、それだけ若者に自分で考えることの大切さを伝えたかったのだな、と思えば納得も出来る気がします。

ジュニア新書とはいえ、老若男女に読まれる価値ある1冊です。

海城中学の入試に使われた小説

  • 「水を縫う」 寺地はるな 小説家東邦大学付属東邦中学校も引用!

この本が一番驚きなのが、2020年5月に発売された本であることです

作られたタイミングが鬼ですが・・・。

2020年に発売されていることもあり、最近の日本の問題や様々な人間模様が詰まっていて、様々な年代の人が元気をもらえる一冊です。

刺繍が好きな少年と家族の物語。
裁縫や刺繍が好きな清澄は、趣味がジェンダーを規定する要素になることに違和感を覚え、クラスから孤立しがちである。
清澄の姉水青は、痴漢にあってスカートを切られた経験から、間近に控えた結婚式のドレスを選べない。そこで、清澄は自分がドレスを作ることを宣言する。
清澄に刺繍を教えた祖母、市役所勤をして家計を支える母、養育費を送ることで繋がっている父とその同級生で父を支える縫製会社の社長、姉の婚約者、それぞれの想いがつながって一枚のウェディングドレスが形作られていく構成が秀逸。

駒場東邦中学の入試に使われた小説

  • 「あした、また学校で」 工藤純子 児童文学作家

主人公が6年生であることもあり、読みやすい本ではないでしょうか。

問題提起に優れている本と評価が高いです。

無神経な言葉をかけてくる相手は想像力が足りないというのは事実。
世の中は急には変わらないが、変えようと思えば少しずつ変わっていく、思わなければいつまでも変わらない、という千波の言葉に励まされる。

まとめ

2023年、2022年、2021年の中学入試・国語の小説出典はを難関男子校でまとめました。

男子校受験予定のかたは、是非参考にしてみてください!

出典:Amazonレビュー

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