中学受験をする人が増えています。2020年の首都圏(1都3県〈神奈川、千葉、埼玉〉)の私立中学・国立中学入試をの総受験者数は昨年より約2,200人増えて約49,400人となりました。2015年から6年連続増加しています。これは、首都圏の全小学6年生の数でみると、約6人に1人が中学受験にチャレンジしている結果となります。この一番の要因は、今後、実施が決まっている「大学入試改革」です。
また、こちらの記事にも記載ありますが、中学受験を受ける人の年収も変わってきました。昔のようにお金持ちが行くというイメージは払拭されつつあります。
そこで、この記事では、世の中の流れでもある中学受験で私立を選ぶメリットに関してまとめました。
目次
私立に行くメリットとは?
私立に行くメリットは色々あげられますが、大きくは5つにまとめられます。
- 高校受験を回避できて、付属の学校だと大学受験も回避できる
- 公立より高いレベルの授業が受けられる
- 課外活動に様々な工夫がされている
- 学力レベルが同じ
- 家庭が教育熱心である
では、改めて上記を順番に説明していきたいと思います。
高校受験を回避できて、付属の学校だと大学受験も回避できる
こちらが一番私立中学校受験を決めるきっかけともなり、メリットになります。中学から高校にかけての6年間を分断させずにすきなことをやらせてあげたいという両親の声や、付属の学校だと、大学まで一貫して受験なくスポーツや勉強や趣味などに存分に時間をとれるというメリットが挙げられます。また、併設大学への進路が保証された上で外部大学を受験するということもできるため、安心して大学受験に望めるというメリットもあります。
公立より高いレベルの授業が受けられる
これは、学習指導要領が改定されることで、公立は一度ゆとり世代というものを生み出したりしましたが、私立ではそういった心配がありません。
課外活動に様々な工夫がされている
公立中学校では家庭の負担になることから、例外になる以外は中学での海外への修学旅行や語学研修はいけません。中学段階で海外経験が積めるのは私立ならではと言えます。ただ、現在のコロナ禍ではどのタイミングで海外に行けるかは悩ましいですが。。
それ以外にも、ユニークな教育があるのもの私立ならではです。
聖書、礼法、茶道、弦楽器、園芸などの授業がある学校もあります。様々な教養を身に着けることが出来るのも私立の特権と言えます。
学力レベルが同じ
これは小学校が公立だとよくある話ではなかったでしょうか。
塾にいっている子といっていない子とでは、授業が行っていない子あわせになってしまうので、どうしてもその時間の使い方に差が出来てしまいます。
勿論、人の才能から刺激を受けるのは勉強だけではありませんが、勉強の時間は同じ学力レベルのほうがライバルとして高めあえるものです。
家庭が教育熱心である
こちらは教育ママという意味ではなく、とてもいい意味での「熱心」です。私立の学校へ行く子供というのは、両親から
お金も愛も時間も
かけられていると言えるでしょう。
それ以外がそうではない、という訳では勿論ありません。公立でもそういう家庭もあります。公立を否定しているのではなく、私立を目指す家庭はそうである、ということです。
受験をする子は家庭が一体となって動くことが多いため、そういえるのです。塾の日の送り迎え・お弁当・テストの送迎・準備・などなど、両親がやることが本当に沢山あるのです。
そういう意味では家族で覚悟して取り組んだ成果、という風に言えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私立受験を迷われているかたも、あらためて一度選択肢の一つとして受験を考えてみてはいかがでしょうか。
今はコロナ禍で、より公立と私立の差が出てきているように思えます。実際、公立の中学校よりは私立の中学校のほうが今後のコロナ禍からリスクヘッジして、オンラインの取組を速めている学校も少なくありません。
時代が移り変わっている以上、変化をしていく学校を選ぶことが親にとっても重要になってくると考えられます。