中学入試で求められる語彙力はどの程度のものなのでしょうか?例えば栄光中学校では「絶世」「機知」の意味が過去に問われました。また、灘中学校のようにパズル形式で語彙力を問うてくる学校もあります。学校によって出題傾向が違うとはいえ、国語の問題では
文章を正確に読み取る読解力
自在に言葉を操る語彙力
が必要不可欠で求められていると言えます。
通常学習を通して身に着けるべき語彙力のほかに読書でも見つけることが出来ると言われていますが、どのように身に着けていけばよいでしょうか?このブログを読んで実践すると、2つの方法で語彙力を身に着ける方法を知ることが出来ます。
読書をすること
まず、語彙力をUPするには読書が有効です。
理由は言葉の意味を知って終わるだけではなく、実際言葉がどのように使われているか、が、読書を通じてより多くの文章に触れる経験があることで、理解することができ、語彙を豊かにしてくれるからです。
例えば、
「お母さん」の言い方でも、「母親」「母上」「ママ」など、時と場合によって使い分ける必要がありますし、その使い方も本で学ぶことが出来ます。
そのようなこともあり、四谷大塚では
年間100冊の本を読むことを推奨しています。
読書を促す方法
では、実際に読書を促すためにはどうしたらよいでしょうか?よくご両親が言ってしまうのが、
「本を読みなさい!おもしろいから。」や、
「本を読みなさい、勉強になるから」と、押し付けてしまうことです。
一方的に促すだけではなく、声をかけるならば
「この本面白いから一緒に読もう」と言って、一緒に読書をしてみる、など、習慣的に親子で読書する環境を整えてみましょう。
子供は親が思っているよりも親の行動を見ています。一緒に図書館へ行ったり、あえてご両親が本を読む時間を作っていれば子供も自然と本を読む習慣が身に付きます。
また、初めから難しい本を読ませようとしても難しいかもしれません。
読書が好きではない子の場合はもっと嫌いになってしまう可能性もあります。
そういった場合は、絵本でも漫画でも、好きなジャンルの本でよいので、本を読んで「面白い」と思う経験を作ってみましょう。そうすることが読書好きになるはじめの一歩となります。
日々、語彙力を高めること
読書以外の方法として、語彙力を高めるためによい方法としては、
自分の使える言葉を増やして、専用のノートを作ってみる事
です。
言葉は聞いたり調べるだけではなかなか身に付きません。
自分で使ってみる事で初めて自分のものになるのです。
普段の会話で使わない言葉も、あえて色々な使い方をご自宅で会話の中で試してみてください。
わからない言葉を使ってメモしてと繰り返していると自然と覚えることが出来ます。こうして使いこなせる言葉を増やしていけばいくほど使い方の精度も高まっていくのです。こうなると最早言葉は自分のものになります。
まとめ
語彙力を高める方法がわかれば後は実践してみましょう。沢山の文章を読めば読むほど確実に実力がついてくることを実感できると思います。是非お試しください。
参考文献:DreamNavi