伸びる子の特徴とは?男子御三家校長が語る伸びる子と親の関わりかた【中学受験】

伸びる子の特徴とは?男子御三家校長が語る伸びる子と親の関わりかた【中学受験】

2020年9月に日経によって開催された中学受験フォーラム。御三家の校長先生が学校の紹介や受験・子育てを考えるフォーラムに参加されました。このフォーラムで各学校より紹介された伸びる子の特徴とは?にフォーカスを当てて内容をご紹介したいと思います。

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伸びる子の特徴とは?

まず、各学校ごとに認識している伸びる子の特徴です。

開成中学校

開成中学校の野水校長先生が語る伸びる子です。野水校長先生は今年の4月から開成の校長先生になったようで、まだそこまで開成の子供たちとは出会っていない中のコメントということでした。

「伸びる子の特徴は、

効率よく時間管理が出来て、集中すべきところと集中しなくてもよい時間を使い分けることが出来る子です。

例えば、運動部にいると時間をとられて学力が伸びないという懸念があるご両親がいますが、だいたい運動が出来ると勉強もできるという子供はいます。

つまり、どちらもできるのは時間管理が出来る子供ということです。

また、子供は色々なことに興味を持っています。好きなことが沢山あって、やりたいという子供に対してはご両親は興味や関心を止めずに、上手にハンドリングしてあげて、伸ばしてあげてほしいな、と思います。」

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麻布中学校

麻布中学校の平校長先生は、もう長い間麻布の生徒や先生を見ている先生です。

伸びる子は興味関心・好奇心が旺盛な子です。入学したとたんに息切れしてしまう子より、モチベ―ションがある子が伸びます。

数学者の秋山先生が言った言葉があります。”水をいっぱいたたえた水槽よりも枯れることのない泉を”という言葉です。水が沢山入る水槽は知識をため込むことが出来るけれども、泉のように知識や関心が絶えず意欲が湧いてくるということが大切だと思います。

ご両親は子供を見ていると口を出したくなりますよね。

うちの子は寝てばっかり、なんて話を聞きますが、その子はあえて何もしていないんではなく、「寝る事」を選んでいるのです。

家に帰ると疲れて寝てしまうんですよ。親の目ではなく、成長する子供の目線で見てあげてください。

親という漢字を分解すると、木の上に立って見るのです。もどかしいのが親の漢字の成り立ちなんですね。要所要所でアドバイスが出来ればいいのかな、と思います。」

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武蔵中学校

武蔵の校長先生は昨年度赴任したばかりということでしたが、1年間で色々と武蔵の子供達に触れて語ってくれたコメントです。

「伸びる子の特徴は、自調自行の精神が身についていることです。

2人ほど例にあげると、一人は最後推薦で東大にいかれましたが、地学にとても興味をもってはまって研究したり学会に発表したりした子です。武蔵には沢山の引き出しがあって当たりはずれがない、と、言っていました。自分で調べて考えて色々なことをやるのです。

もう一人は、最後記念祭の実行委員長をやり、慶應に推薦でいきました。初めは引っ込み思案でおとなしい子だったのですが、武蔵の雰囲気を見てチャレンジしようという気持ちになり、部活の役員をやったり、色々やるようになりました。未来は世界と日本をつなぐ仕事をしたいと言っていました。

伸びる子はやはり自分で選んで武蔵に入ってきた子です。周りに言われたのではなく、自分でいきたいと思ってくる子です。

親はいうタイミングとあえて言わないタイミングなどを作って関わるといいのかなと思っています。

また、子供に選択の機会を与えるということです。うまく仕込んでもよいのですが、自分で決めたっていう結論にすると、自分が決めたということに責任を持つようになります。親は思い通りにいかなくてもあきらめてください。また、次の時に新しく誘導してみてください。

そして、家庭は子供がほっておする場であってほしいです。子供が自由に話して親がきいてあげる場であってほしいです。」

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SAPIX代表

ここで、司会をしているSAPIX代表の考える伸びる子もあわせてご紹介したいと思います。中学受験を前にしているご両親にとってはこれが一番心に染み入るかもしれません。

「塾としては2つ。

①生活のリズムに勉強を取り入れること

まず、勉強をやろうと思ったときにやるという行為までにエネルギーがかかりますが、生活のリズムに組み込まれているとそのエネルギーが少なくて済みます。

②自分の弱点を自分で理解してどうすればよいか考えられること

始めは子供の間違いをご両親が指摘をしていると思いますが、いつまでもそれをせずに、弱いところは自分で修正できるようになると伸びる子になるのではと思います。」

結論:親の関わりかたとは?

御三家の校長先生から聞いた内容ですが、沢山の親の関わり方のヒントをもらうことが出来ました。

ついつい、手や口を出してしまいがちですが、うまく誘導しつつ子供自身が選んだり決定したように持っていくのも大切かもしれません。

また、SAPIXの先生のお話でいくと、子供が上手く勉強をルーティーン化させるまでにはやはり親の力が必要そうです。ただ、うまくレールに乗せることが出来れば、あとは都度都度遠くから眺めればよいのでしょうが、レールに乗せるまでがやはり一苦労かもしれません。