週刊ダイヤモンドが毎年ランキング形式で記事にしている「全国高校「難関私立大学合格力」ランキング」。
2022年入試版も10月初旬に発表されました。去年と比べて今年はどうでしょうか?
中高一貫校が優勢なこの調査、高校になってからでは少し遅いので、中学受験の参考のために結果を記事にしました。
難関私立大学合格力ランキング2022入試版の結果は?
まず、そもそも難関私立大学合格力ランキングとはどうやって算出しているか?を見てみたいと思います。
この難関私大とは、早慶、上智、東京理科大に、明治大学、立教と青山学院、法政、中央の「MARCH」、関西ではいわゆる「関関同立」、名古屋では上智のパートナーでカトリックつながりの南山などを含めた14大学の延べ合格者数(関西学院は実合格者数)から算出したのが、「難関私立大学合格力」です。
1人の受験者が複数の大学・学部から合格を得れば、それだけ合格力は高まることになりますので、この数字には意味がないのでは?という声もありますが、
世が出している数字は自分が信頼できるものや必要と思われる数字を引っ張って参考にしていけばよいと思います。
逆に、こういった数字ですら出さないと、何の指標もとることが出来なくなってしまう、というのが習慣ダイヤモンド編集さんの方向性のようです。
確かに、何もないと比べようがないのも事実ですから、目安・参考にするのにはよいかもしれませんね。
さて、2022年度の傾向は、昨年度とはまた変わっている結果になっています。その原因の中でライター自身がもっとも大きな理由と考えたのが
- 非一般選抜入試への移行
です。
一般選抜入試とは違い、年内に合格が決まる選抜入試へ優秀な受験生が流れると、その人が受ける大学が減るため、合格力は下がります。
また、コロナ禍や、私立大学合格人数の厳格化にも原因があります。
難関私立大学合格力ランキング2021入試版の結果は?
2021年度の結果は以下になります。
第1位は世田谷学園(東京都・男子校)です。前回も世田谷学園が1位でした。16世紀末に曹洞宗の学校として生まれ、大正初期から一般の生徒も受け入れるようになった座禅も行う仏教系中高一貫校の男子校です。柔道が強豪で有名です。また、午後入試で多くの難関私立一貫校受験生の併願校となり、人気が上昇しています。
ある塾のセミナーでも、「入学時偏差値よりも卒業時偏差値を考える」ということを推奨されていて、例で世田谷学園が挙げられていましたが、この6年間での成長が著しいことが数字出ている結果ということでしょう。
第2位はサレジオ学院(神奈川・男子校)です。サレジオ学院はキリスト教系男子校の横浜市の中高一貫校です。前回10位からの躍進となりました。硬式テニス部が強く、全国大会出場経験もある、強豪校です。
3位には東京女子御三家の中高一貫校、女子学院がランクインしていて、御三家の桜蔭は前回の36位から5位へと大幅ランクアップしています。他にも女子校では、難関校の併願先として人気のある7位鷗友学園女子、8位頌栄女子学院が上位になっています。
やはり、公立が伸びてきているとはいえ、中高一貫校が全体をみても多くランクインしています。中学受験を目指しているご両親にとっては嬉しい結果かもしれません。
こちらは2020年のランキングです。参考までにあわせてご確認ください。
まとめ
中高一貫校にとっての「難関私立大学合格力ランキング」はいかがでしたでしょうか?おそらく、高校受験前に見ても既に入学出来ない学校が沢山ということになるので、是非、一度早い段階で参考にしていただければと思います。
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