中学受験をするかしないかで迷ったとき。一助となるのが「二月の勝者」という漫画です。
この漫画はまさに中学受験の塾を舞台としており、経験した人が必ず頷いてしまうというノンフィクションのような漫画です。
この記事では、名言を中心にご紹介します。
「二月の勝者」の概要と名言
主人公は中学受験塾「桜花ゼミナール」に就職したての新人教員佐倉さん。その塾へ難関校の合格者を多数出している名門塾「フェニックス」を辞めてきた先生が新校長となり就任してきました。
その校長と新人佐倉さんとのやりとりや塾の在り方、子供や親とのかかわり方を描いたまさに「中学受験」を舞台としたストーリーの漫画です。
佐倉さんは理想を追い求め、校長は隠された過去がありつつも正論をもって塾の運営を変えていく、そんな校長は衝撃な名言を多数吐きます。
ここが見どころとなります。
おそらく、名門塾「フェニックス」は今現在もある名門塾「SAPIX」ではないかと囁かれています。
心に響く衝撃名言(1巻)
「自分は天才」とでも思ってるのか?
「君たちが合格できたのは、父親の経済力。母親の狂気」
始まりのページが校長のコトバです。微妙に心がざわっとする始まり方。
でも、確かに、と、妙に納得せざるを得ません。
そして、このような内容を現実の塾の説明会でも聞いたことがありました。
「凡人こそ中学受験をすべきなんです」
え?え?と思うような言葉。
主人公、新米塾講師佐倉の上司である校長黒木蔵人(くろきくろうど)と保護者のかたのやりとりです
小学校1年生からサッカーをやっている偏差値40のお子さんのお父さん。
うちの子は平凡だから、受験なんてやめさせてサッカーのほうがプロになる可能性がある、と言ったことに対しての回答です。
ここで黒木先生と息子さんでリフティング対決をしますが、息子さんは負けてしまいます。
すかさず、親御さんへ「平凡ですね」と。
お父さんが激切れしているところにこの言葉。
全国のサッカー人口が約5万8千人、プロサッカー選手が約120人。
プロサッカー選手になれる確率は約0.21%。
中学受験は受験者数が約5万2千人、最難関東京男女御三家定員1340人。受かる可能性は2.58%。
憧れの難関校くらいまでいれると10%弱。才能がモノをいうスポーツ・芸術・音楽などの分野での成功は本当に難しいため、勉強のほうが努力のリターンが得やすい。
これが「凡人にこそ中学受験を」の理由です。
確かに、賢い子供だけが受験をするわけではないのですよね。
つい、お金がある人、賢い子供だけが受験をするような印象を持ってしまいます。
これを読むと、こういう考え方もあるんだなぁ・・と、目からうろこで、思わず納得させられてしまう展開です。
「二月の勝者」の納得感
その他にも数多くの名言と納得感があるこのマンガは、
これから受験をしようか迷っているかたにも現状を理解するのに一番手っ取り早い方法かもしれません。
最後に作者の参考文献リストが掲載されているのですが、漫画制作とは思えないほどの参考文献がありました。
現在の受験の情報を調べて制作していることが、経験した私にもわかるくらいのクオリティです。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
二月の勝者の名言はいかがでしたでしょうか?
このマンガは「ビックコミックス」に連載されている漫画なのですが普段漫画を読まない人でも、子供に中学受験を考えている人、もしくはママの受験の息抜きに是非読んでみてください。
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