中学受験では勉強をする時間は、小学生の場合はほとんどが塾か自宅になります。塾だと集中して勉強が出来るけれども家に帰るとなかなか集中して取り組めないのは何故でしょうか?原因と解決策をまとめました。
家で集中して勉強できない原因は?
家で集中して勉強出来ないのには理由が3つあります。
それは、
①家だと自然と気持ちが緩んでしまうこと
自宅に帰ると、怖い先生はいないですし、家に帰ると気持ちが緩んでしまうものです。自然と嫌な問題を後回しにしてしまってやらなかったり、つい、楽なほうに逃げてしまうことが原因となります。
②誘惑するものが沢山あること
これは、テレビ・ゲーム・マンガなど、誘惑するものが沢山あるからそちらに気が行ってしまうことです。
③勉強する環境がないこと
この場合は、兄弟や姉妹などがいて自分が落ち着いて勉強するスペースを確保できないような場合です。
だいたいの原因はこちらの3つに集約されるのではないでしょうか。
家で集中できない時の解決策
原因がわかっているのですが、自分のことではないので解決をするのもとても難しいと思います。ただ、いくつか方法があるので、ご紹介したいと思います。
まず、上記原因の②誘惑するものが沢山あること③勉強する環境がないことの場合は、
環境的要因
になりますので、誘惑するものを排除すること、勉強する環境を作ってあげること、で、解決することが出来ます。
テレビやゲーム・マンガなどは時間が来たら終わりにする決めごとをするか、実際目の届かないところへ置くかで対応します。また、ご兄弟などがいる場合は部屋を一つ作ってあげたり、リビングでも少し離れた場所へスペースを作るなど、集中できそうな環境を出来る限り作ってみてください。
①家だと自然と気持ちが緩んでしまうこと
こちらの場合は環境的要因ではなく、
お子様の気持ちの切り替えがうまくできていない
ということになります。小学生にとっては好きではない科目の宿題などを出来る限りやりたくない、後に回したい、と、思うことはいたって普通の感情になります。逆に
高いモチベーションを維持して勉強を出来ることのほうが難しくて当然です。
そういう場合の一つの工夫としては、
塾と同じように、初めに短時間で区切って簡単なテストを実施してみる
という方法があります。
これは、塾の先生から勧められた方法です。
嫌いな科目の宿題などが重い場合ははじめの一歩を踏み出させることに役立ちます。
例えば、算数の宿題にとりかかるのが億劫な場合、まず、簡単な計算のテストをやってあげて、算数の宿題にとりかかる、といった具合です。親がちょっと介入して気分を変えてあげる要領です。
一旦スイッチが入ると結構そのまま集中して進めることが出来たりするのです。
国語の場合は漢字のテストなんかもオススメです。
まとめ
上記のような対策を行っていけば、今後家で集中して勉強できるようになっていくのではないでしょうか。勿論、お子様によって集中するスイッチは違うとは思いますが、悩んだ場合は是非、一度試してみてください!