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中学受験の効果的な過去問のやり方は?失敗しない過去問の取り組み方

初めての中学受験の場合、自宅での過去問のやり方はどうしたらよいでしょうか?

高校受験や大学受験とは過去問のやり方にははっきりと違いが大きく出ていますので、この記事では失敗しない過去問の取り組み方をまとめました。是非、参考にしてください。

中学受験の効果的な過去問のやり方とは?

過去問の効果的なやり方ですが、親世代だと、

過去問を何回でも何十回でもやりなさい!

なんて教えられてきたかたもいると思いますが、

これは実は高校受験や大学受験に当てはまることで、中学受験は違うのが大手塾の先生のご意見です。

中学受検の過去問のやり方をまずまとめると

  • 過去問は1度解いて、何度も解かなくてもよい
  • 解くときは新しい年度から順番で解く
  • 時間をはかって解く
  • 本番当日と同じ環境で解いてみる
  • すべり止めやお試し受験だとしても一度は過去問を見る
  • [補足]過去問を早く買いすぎたからといって、早い段階で解かない

になります。

具体的に1つずつ見ていきたいと思います。

過去問は1度解いて、何度も解かなくてもよい

まずは、過去問は何度も解かなくて大丈夫です。

それは、同じ問題はほぼ出ないから、ということになります。しいていうならば、傾向と対策をみるものになります

傾向を把握して、できなかった問題のみ再度確認する、という作業をします。

ノートなどに過去問の答えをコピーして問題を解いた後に張り付けて間違えたところをやり直しして更にノートにまとめるとよいでしょう。

問題の傾向がわかることで、子供自身の得意不得意との整合性をとってみることに利用してください。

解くときは新しい年度から順番で解く

こちらは、過去問が10年分もある場合だった時に、どの年度から解くのか?という質問に対しての答えになります。

基本的には、

  • 新しい年度から順番に解いてください。

理由は、新しい年度のほうが、実際の問題を作成する先生が関わっている可能性が高いから、です。

これも傾向と対策の一環となりますが、基本的に新しい問題と同じ傾向で作ることがどのような試験でも通常になっています。

中学受検の過去問も同じように、新しい年度のほうが問題形式が似てきますので、新しい年度から順番に解いてみて下さい。

時間をはかって解く

実際、過去問を解くときには、時計やストップウォッチで必ず時間をはかってやります。

本人で出来る場合は本人が。もっと本格的にやりたい場合は親が介入しても構いません。

終了した後、記述の回答などは親が行うのもよいです。

そこまで親がやらなくても塾の先生に任せてしまうことも可能でしょう。

本番に近い環境を作れれば作れるほど、本番の練習になります。

本番当日と同じ環境で解いてみる

これは、時間をはかって解くことと似ていますが、朝早く起きて同じ時間で同じような環境で解いてみるということです。

本番と同じ環境に近い環境を作ることがプレッシャーにもなりますし、直前にはオススメします。

回答用紙も勿論同じ大きさにコピーをしてください。

これは、我が家も塾で言われましたが、各過去問の本には「倍率」が書いてありますので、実際の回答用紙と同じ大きさでコピーをして解きます。ほんの小さなことのように思えますが、実はすごく大きなことです。本番への焦りが和らぎます。

早く起きて、ご飯を食べて、試験時間にどのくらい頭が回っているか、そういったことも感覚的に理解できるというメリットもあります。

また、適度な緊張感は大切ですが、実力が発揮できないような緊張はないほうがよいため、出来る限り慣れる環境を作っていきましょう。

すべり止めやお試し受験だとしても一度は過去問を見る

これは、すべり止めだからといって何もしないのはダメということです。

問題の傾向と対策は実際本当に必要です。

全く見たことがない問題に即座に対応できるか?というと小学生には難しいということです。

逆に、問題の傾向と対策が出来ているからこそ、より深くそのジャンルに特化することも出来ます。

例えば、時事問題をよく出す学校に歴史ばかり練習して望んだらそれは厳しいです。

おそらく、塾でもすすめられていると思いますので、時間を見つけて実施してみてください。

[補足]早く買ってやりすぎない

これは、今年6年生のご家庭は理解していると思いますが、4年生や5年生のご両親だとまず過去問を買ってみてしまうということがあるかと思います。(経験者)

利用するのは6年生の8月以降になりますので、是非早く買わないでください、高いので(笑)

内容を見てみたいということであれば塾に借りたりするのも一つの手段ですし、学校のHPに過去の問題を掲載している学校もありますので、そういった形で確認することをオススメいたします。

過去問を買うタイミングや対策のためのエクセルダウンロードの記事を以前に書きましたので、そちらもあわせて参考にしてみてください!

中学受験 過去問はいつやる?【過去問対策エクセル付き!】過去問を買うタイミング

ライターの子供の中学受験の時。5年生の時と、6年生の春になったころと、過去問必要でしょう!と、思い、買った経験があります。 最終的に、塾の指導により、6年生の9月から開始しましたので、結局2度も間違っ ...

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まとめ:過去問で安心してはいけない

中学受験の過去問のやり方をお伝えしてきましたが、実際、過去問がすべて合格ラインにあったお子さんが全部落ちてしまったという話があります。これは、

過去問を受けて点数が取れたことに安心してしまって、12月や1月の直前期に油断をしてしまった

ということが挙げられます。

また、上記にも記載してきましたが、「同じ問題は出ない」ということです。

結構陥りがちな小学生ならではの心の油断かもしれません。

適度な緊張感を保ちつつ、最後まで勉強をやりとげることは本当に難しいと思いますが、あらためて気を引き締めて頑張っていきたいものです。

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