サレジオ学院では11月に「中学入試説明会」が開催されます。「学校説明会」とはちょっと違う形の「入試説明会」とは一体どのようなものなのでしょうか。この記事では過去に足を運んだ2019年のレポートをまとめました。
目次
サレジオ学院・中学入試説明会の内容とは?
説明会の会場へ向かうと、まず、正門では神父さんと数名の生徒さんがお出迎えしてくださいました。
そして、シアターの入口近くで鳥越校長先生が挨拶をしてくださいました。神父さんであることもあって、穏やかでとてもやさしい雰囲気です。
そこから、ドン・ボスコシアターへ向かい、手持ちのスリッパを履いて入室すると、待っている人のために、演奏してくれている生徒のピアノの音色を聴くことが出来ました。
つい最近足を運んだ聖光学院と同じ試み。もしかしてキリスト教が関係しているのでしょうか?
どちらにしてもとても素敵な演奏で、待ち時間はあっという間でした。
入試説明会での配布物
配布物は
- レジュメ
- 学校案内(カラー)
- 学校説明会資料集(モノクロ)
- 昨年度入学試験問題(A試験、B試験)
- パワポ集→(11月30日までHPへも掲載)
- アンケート用紙
でした。これが全て袋へ入れてあり、今まで参加した学校説明会の中ではとても時間と費用がかかっているように感じました。
校長先生のお話
校長先生のお話の内容としては、子供の成長への感謝についてでした。
中学受験を目的として家族が1つになること、家族での対話が増えたり、確実に一体となっているはずです、ということでした。
確かに、中学受験は子供一人では難しい受験ですよね。
両親が子供のことを考えているからこそ、こういった受験を体験でき、また、家族のきずなが深まるということもとても納得しました。
お話の随所で校長先生が生徒と対話していることが伺える内容でした。
各教科より、テストの傾向
こちら説明会のメインイベントである受験のヒント=テストの傾向です。
各科目担当者の先生が受験時のテスト内容に関しての傾向を語ってくれるというなんとも受験生に優しい内容になっていました。
パワーポイントの資料が11月末日までHPにて掲載されてはいました。
今年もHPは要チェックです。内容は以下でした。
国語
・記述のみに目がいってしまって、記号問題をおろそかにしないでください
記号問題の数のほうが多い場合もあるので、時間配分に気を付けてほしいとのことです。
・問題文を最後にもう一度読んで文末を再確認すること
これは、答えが結局ずれた回答になることが小学生は多いようなので、もう一度問題を確かめることをすすめられていました。
「〇〇ではないものを答えなさい」を「〇〇のものを答えなさい」と間違えて選択するようなことって誰でもありますよね。それの再確認という意味で結構重要なポイントでした。
算数
・記述の問題を必ず出すため、考え方の道筋が先生にわかるように書いてくださいとのことです。
社会
・社会でありがちなのが、語句の指定がある場合はきちんと従うということです。
例えば漢字で書くものは漢字、ひらがなならひらがな、です。これも問題文をきちんと読むということを伝えています。
理科
・こちらも国語と同じく、問われていることが何か?をよく考えて回答してくださいということです。キーワードを使って書くとわかりやすくなるとのことです。
・暗記するものに関しては、覚える数を決めるのも一つのテクニックです。
例えば被子植物、裸子植物があったら、被子植物10個、裸子植物0個よりも被子植物5個、裸子植物5個を覚えた方が同じ10個でもテストがとれるよね?ということです。
全体を通して感じたことは、記述の問題を大切にしてきている、ということでしょうか。
きちんと考えて文章に出来る生徒に入学してほしいという思いが感じ取れました。
まとめ
11月開催される中学入試説明会の内容に受験のヒントがあることをまとめた記事でした。
全体を通して、終始受験生に対して親切な学校であるのは、キリスト教の精神からなのでしょうか。
また、参加者は母親7割、父親2割、子供1割で、服装はカジュアル100%でした。これから参加される参考にしてみてください。
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