学校選びをする中で男の子の場合は男子校か共学か悩むポイントです。では、男子校のメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか?そして、共学のメリットはどのようなものがあるでしょうか?この記事では男子校・共学に通う中高生の保護者の取材を元にまとめました。
男子校のメリットデメリットは?
男子校のメリットは?
男子校を選ぶ理由やメリットは、日本進学センター調べも含めると、
- 男子校ならではの充実した学習指導
- 女子がいない環境で異性を意識しないで好きな事に打ち込める(カッコつける必要がない)
- 強めの先生が多く、いじめが少ない
- 男子校ならではの行事がある
などが挙げられます。
メリットの1つ目は、男子校ならではの充実した学習指導です。
男子は空間的認知能力が優れているため図解で覚えることを得意としており、女子とはまた学習アプローチが変わってきます。
そういった意味で授業に関しても考慮してくれることは男子校のメリットといえるでしょう。(学校のカリキュラムによるため、すべてに当てはまるわけでありませんが。)
そして、メリットの2つ目は、女子がいない環境で異性を意識しないで好きな事に打ち込めるということです。
思春期では男子よりも女子のほうが精神的にも大人で、どうしても主導権を女子が握ってしまいます。
小学校高学年くらいからそうだったという学校も少なくないのでは?
最近では、女子に主導権を握られる環境よりも男子だけの環境でのびのびと自由にできるということで男子校を選ぶ人が増えています。
勿論、かっこつける必要がないというのも女子がいない環境ならではです。
そして、メリットの3つ目は
強い先生が多く、いじめが少ない
です。
男の子は力が強い子も多いので、先生は威厳や力強い先生が多いのも特徴です。先生が怖いため「いじめ」が少ない、というのもよく聞く話です。
そして、最後にメリットの4つ目は、男子校ならではの行事があるところです。
今でも伝統行事として体を鍛える「耐久歩行」(競歩大会のようなもの)などが、早稲田中学校、攻玉社、巣鴨、武蔵などの有名男子校で行われているのは男子校ならではと言えるのではないでしょうか。
また、駒場東邦中学校での「ウォーターボーイズ」(文化祭でのシンクロナイズドスイミング)や、逗子開成の遠泳行事なども男子校ならではの行事ですよね!
色々とまとめましたが、現在は昔の人のイメージの男子校と今は全くと言っていいほど違っています。
「大人扱いや自由奔放」をうたっている学校はごく一部のトップ校であり、それ以外の学校は
- 勉強面でも生活面でも面倒見がよい
というのが現状です。
男子校のデメリットは?
逆に、男子校のデメリットは何でしょうか?
今度は上記とは逆に
- 異性に対して免疫がなくなってしまう
という点が挙げられます。
男子中学・高校にいる生徒たちは他校とコミュニケーションが取れる生徒はごく一部で、だいたいが話しかけることに少し緊張してしまうシャイボーイが多いです。
勿論、必ずしも必要なわけではないですが、男女の考え方や生活の違いを学ぶことを重要だと思う家庭には男子校はあわないかもしれません。
男子校・共学校どちらを選ぶ?
男子校のメリット・デメリットを見て、共学校とどちらを選ぶか迷われているのではないでしょうか。
そこで、共学校を選ぶ理由としては、
両親が共学卒であったり、異性から刺激を受けることが必要という理由が挙げられます。
共学校を選ぶ保護者に共通しているのはあえて男女分ける必要はない、という感覚のようです。
共学のよいところは先ほどもあげましたが、
- 男女の考え方や生活面の違いを学ぶことが出来る
ところです。
一緒に過ごしていることでちょっとしたお互いへの気遣いを知ることが出来るのは今後の人生にも役立つ部分かと考えられます。
また、男子の能力に女子が触発されたり、女子の能力に男子が影響されることは勉強面でもあるでしょう。そういった意味でも共学のよさは挙げられると思います。
男子校や共学校はそれぞれのメリットやデメリットがあります。
選ぶ時には、保護者からみた子供の性格と、子供本人が考える自分の性格を吟味して決定していけばよいと考えます。
まとめ
男子校のメリットデメリットは?男子校OR共学どちらを選んだらよいかを記事にまとめました。
最終的には、先ほどもコメントしましたが、ご子息自体が、どういった環境になじみやすいか?を見極めてあげることが大事だと考えます。
また、男子校、共学だけではなく学校の方針などによっても大きく変わってきますので、男子校か共学か、は、ある程度の目安として考えていけるとよいでしょう。
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