朝学習のメリットや実態を前回の記事で記載しました。朝学習は、中学受験を行う上で是非取り組んでほしい勉強方法であるということをお伝えしました。では、実際朝学習はどのようなことに取り組めばよいでしょうか?四谷大塚の先生の対談からヒントをもらったので、ここへまとめたいと思います。
朝学習で効果が出る勉強方法とは?
四谷大塚の校舎長は
計算問題集や漢字ドリルなど、短時間で取り組むことができ、成果がわかりやすい勉強が適している
と、いっています。
朝学習のメリットの中には、日中や夜よりもほかの予定が入りにくいため、毎日決まった勉強に充てられる点が挙げられます。この機会に、計算や漢字を定着するのに地道に努力をすることがお勧めです。
また、社会や理科の用語を学ぶ内容もよいでしょう。
寝る前に勉強をしたものを朝に再度確認して解いてみて、記憶力の定着を確認する方法もお勧めです。
どれもすべて30分程度でも構いません。
というのも、長くかかる問題や腰を据えてじっくり取り組む問題は朝学習には不向きだからです。朝の時間内に勉強が完結しないままでいると朝の学習に違和感を感じて続けることに抵抗が生まれる可能性もあります。
ですので、ある程度機械的に出来る内容のものだと習慣化するのがより容易に進むと考えられます。
とにかく、短い時間で集中して達成感を味わえる学習をすることが次の朝勉強へのモチベーションやケアレスミスの減少へ繋がります。
受験生が実際に取り組んでいた内容とは?
実際に、中学受験した生徒達が行っていた朝学習にはどのようなものがあるでしょうか?
一例として参考にしてみてください。
- 学校の宿題(洗足学園合格)
- 国語の音読(海城合格)
- 朝日小学生新聞を読む(城北合格)
- 予習シリーズに載っている計算問題を解く(開成合格)
- 家族が問題を教えてくれる時間にあてた(大妻合格)
- 前日に終わらなかった課題(芝中学校合格)
- 予習シリーズに載っている漢字とことば、計算を毎日1ページずつやった(聖光学院合格)
- 過去問や前の晩の続き(麗澤合格)
- 歴史の年号を覚える(巣鴨)
- 国語力と計算力(聖光学院合格)
まとめ
睡眠時間や生活リズムは本当に家庭によって様々ですし、悩みの内容も多岐にわたっています。
朝学習の悩みも両親がしてほしくても思い通りになかなかいかないと思いますが、根気よく続けてみてください。その努力は決して無駄にならないでしょう。