スマホやゲーム機で目が悪くなるとよく言われますが、勉強をすることでも近視を促進する可能性があると言われています。なんだか、目が悪くなったのは勉強のせいなんて、一生懸命頑張っているのにちょっと悔しいですよね。
そもそも近視の原因は遺伝的要素がほとんどですが、環境的要素も関係します。
遺伝的要素は阻止することは難しいですが、環境的要素は努力次第で改善することができるといわれています。この記事では、勉強で目の疲れを解消する方法をご紹介します。
勉強で目の疲れを解消!目のストレッチ方法
先ほどお伝えしましたが、「環境的要素」は努力次第で改善することが出来ます。環境的要素とは、学習や読書などで手元をみる時間が長い場合に近視を促進するというような、目を使う環境のことです。
2016年に文部科学省が発表した「学校保健統計調査」によると、裸眼の視力が1.0未満の小学生は31.46%もいて、一般に眼鏡をかけると言われている0.7未満の子供は1979年から比べると2倍以上に増加していました。これは勉強だけではなくもちろんスマホやゲームなどの影響もあわせて考えられています。
目が疲れているからといって必ず近視になるわけではありませんが、目を酷使することが近視化を進ませているのは事実です。
そこで、ある程度気を付けながら生活をしたりストレッチを取り入れることで目を酷使続けることを防ぐことが可能です。小さな休憩やストレッチを積み重ねることは目にとってとても重要です。
それでは、勉強の目の疲れを解消するストレッチの方法をお伝えします。
乾燥した目を潤わせる体操
- 目をぎゅっと固くつむり、パッと見開きます。
- 10回くらい繰り返します。
こちらは目を強くつむることで涙の分泌が促されて酸素や栄養が目の表面に行き渡るので、乾燥した目に効き目があります。
遠近ストレッチ
- 右腕を曲げて親指を目の前約30㎝に立てて1秒間凝視します。
- そのまま右腕を伸ばして親指を1秒間凝視します。
- 最後に親指の延長線上にある遠くの物を1秒凝視します。
- これを10回程度繰り返してください。
毛様体筋(水晶体の厚さ調節をするもの)の柔軟性を高め、遠くと近くのピントの切り替えをスムーズにしてくれます。
血流アップ体操
- 時計の針で12、1,5、3、4,5、6、7,5、9、10,5の計8か所を順に指で指示し、顔を動かさずに眼で追います。時計方向に1周、逆方向に1周で一往復を1セットとして1日2~3セット行います。
毛様体筋の緊張をほぐし血流をアップします。
ストレッチは以上です。
勉強をするときの姿勢
また、同時に勉強をしたり本を読んだりするときの姿勢ですが、どうやっていますか?
知らず知らずのうちに目が近づいていませんか?そんな時は
背筋を伸ばして姿勢を正してください。
次に対象物から30センチ以上は目を離してみるようにしてください。
これは昔から言われていますが基本です!
長時間同じ姿勢でこの状況を続けた場合はこまめに目のストレッチをとり入れてください。疲れていなくても、定期的にすることが大切です。
まとめ
勉強で目の疲れを解消する方法は以上です。
これらの運動は難しいものでありませんが、なかなかお子さんだけでは継続が出来ないものです。(大人ですら継続って難しいですよね。。)
そんな時は、ご両親も一緒に手伝ってあげることをオススメいたします。
お子さんが休憩時間の時に、声をかけてあげてください。
お子さんとのコミュニケーションにもなりますし、姿勢もよくなり、目のリフレッシュにもなって一石二鳥になると思いますよ!
参考文献:サクセス9.10月号
眼科専門医 Ysサイエンスクリニック院長監修記事より引用