1960年、カトリックサレジオ修道会により創設された目黒サレジオ中学校が前身。1975年には川崎サレジオ中学校をサレジオ高等学校に併設しました。1995年4月より鷺沼から都筑区へ移転して現在に至ります。四谷大塚が出している80偏差値一覧では偏差値1回目55、2回目63の難関校になります。
※80偏差値とは、55~63の偏差値があれば80%合格率があるということです。
教育理念
創立者ドン・ボスコの教育理念に基づいています。
〇生徒とともに歩むこと
〇サレジオ会創立者ヨハネ・ボスコの教育の3つの柱は信念・愛情・理性
〇サレジオ学院の教育の3つの柱は勉学・問題解決・奉仕
サレジオ学院は「25歳の男づくり」を目指して中高の6年間の教育プログラムを組み立てているのです。そのためには単に知識を増やすだけではなく、勉学と問題解決力と奉仕の心を大切にしています。
この、奉仕の精神に基づいて、クリスマスの街頭募金や被災地へのボランティアも積極的に行っています。
教育方針
知育・徳育・体育が揃った教育を目指しています。複雑になっていく現代社会に柔軟に対応できる人間を育てるために高校からは新濾別選択科目性を導入し、各自で希望コースを選ぶことが可能です。大学受験にむけても講習を実施してくれます。
また、中学卒業時の春休みにイタリア研修旅行があります。
施設
体育館、教室、図書室、チャペル、パソコンルーム、ドンボスコシアター、剣道場、コミュニケーションルーム(ビリヤート・サッカーゲームなどもあり、神父と一緒に聖書について学んだりもできます)
卓球場、テニスコート(人工芝4面、ハードコート8面)、グラウンド、物理室、化学室、生物室、カウンセリングルーム
部活動
運動部
中学・高校
剣道部、サッカー部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バトミントン部、バレー部、陸上部、野球部
実績のある部活
中学
剣道部、サッカー部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バトミントン部、バレー部
高校
剣道部、サッカー部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バトミントン部、バレー部
☆テニス部が沢山コートがあり、強いと有名です。なぜなら、
過去には中学の全国大会で優勝したことがあるからなのです!!(1998年、1999年、2013年)
※現部員数約98名
※高校では常時県大会ベスト8
その時の先生の言葉「テニスと思うな!人生と思え!」が今でも子供たちの心に響いているようです。
文化部
軽音楽部、自然科学部化学班、自然科学部生物班、自然科学部物理班、吹奏楽部、天文部、パソコン部、文芸部文芸班、文芸部歴史班
同好会
囲碁将棋同好会、鉄道・模型同好会、美術同好会、ESS同好会、ジャグリング
文化祭レポ
2019年9月の文化祭「サレジオ祭」へ足を運びました。
横浜市営地下鉄グリーンラインを下りると駅前は道路も道幅も広かったです。真っすぐ歩いてココスを通りすぎて右へ曲がると坂を真っすぐ上って5分になります。途中に左手には緑の多くて広い公園があります。右手は住宅街になっていました。
そんな中を歩いているうちに駅からは徒歩5分くらいで学校へ到着します。
入り口から既に会場の熱気に包まれていました。
構内を歩いていると、吹奏楽部の演奏がされているドンボスコシアターへ辿り着きました。
演奏中の写真はとれませんでしたが、ピアノの演奏会を催していました。本格的なピアノの発表会のようで、会場は緊張感に包まれていました。
教室もいくつか拝見しましたが、印象的だったのはイタリア研修旅行の展示です。
写真の生徒さんたちはとても楽しそうでした。
中学3年生でイタリア研修旅行があるようで、修学旅行な位置づけなのでしょうか?見ている私も胸が躍りました!
教室は空調がきいており、とても大きな窓が印象的なオシャレな教室でした。
体育館では、卓球部と剣道部が親善試合のようなことを行っていました。
校庭も広い敷地があり、サッカーをやっていました。
一人一台設置してあるというパソコンルームは入り口がガラス張りでとても綺麗でした。
「親父の焼き鳥」や、食堂ではお母さま方が食堂のお手伝いをしており、また、教室内にもお母さまのカフェなどもあって、両親がフルで参加している感じでした。
むしろ、大人の皆さんがとても楽しんでいるようで、こちらも楽しい気持ちになりました。
ちなみに、食堂は広くてとても綺麗です。通常時は、「牛丼」に「肉うどん」、「ハニートースト」が人気のようです。ガッツリ系とスイーツ男子^^
お昼休みに外で遊ぶことが奨励されているそうで、登校したらすぐにジャージに着替えるようです。学生らしく元気いっぱいでよいですね。
制服ですが、夏は白シャツかポロシャツ、パンツは濃いめの紺色です。
冬は紺のブレザーと同側のスラックスに紺のネクタイを合わせたデザインです。
生徒たちは黒髪で真面目そうですが、スポーツが盛んな学校ということもあり、とても快活な印象でした。
サレジオ学院の特徴と感じたところ
学校全体の印象としては生徒たちはとても活気があって、ご両親がとても輝いていたということです。
スポーツが盛んな学校だからかな、という印象です。私立の学校をいくつも訪れましたが、
特にご両親のかかわりあい方が深いのがサレジオ学院の特徴といってもよいかもしれません。
両親たちからも伝統的な雰囲気を感じました。
また、駅までの道のりもほとんどお店もなく、自然に囲まれていますので、自然の中でのびのびとスポーツと勉強が出来る素晴らしい環境があると感じました。
そして、キリスト教系の学校の良いところはやはり「奉仕の精神」があるところだと思います。
こういった精神的な部分ははあらゆるところで生徒たちに伝えられ、ボランティア活動などを通して子供に自然と身につくのではないかと感じます。
入試問題の傾向としては、社会が特殊に感じました。例えば過去の問題では創立者の名前(ドンボスコ)を聞くことがあったり、横浜の知事の名前を問う問題があったりと、かなり現代の政治や横浜に関しての知識を問うものがあります。受験をする際にはそういったポイントを押さえておくとよいのではないでしょうか。