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海外のプログラミング教育は?国別に紹介

日本の学校教育のIT化は国際的にみると残念ながら後れていると言わざるを得ませんが、実際、海外のプログラミング教育はどのように進んでいるのでしょうか?

この記事では海外のプログラミング教育の状況を紹介いたします。

海外のプログラミング教育は?

国によっては、まるで国民総プログラマー化と言わんばかりに傾注しているところもあり、こういった施策が初等教育からされているともなると、情報技術の面では土壌がまるで違ってきてしまいます。

日本が世界に誇る開発力を地に落とさせないためにも、これらIT先進国に続かねばなりません。

ここでは、世界のプログラミング教育の近況を、特徴的な国別に見ていきたいと思います。

イギリスのプログラミング教育は?

イギリスは1990年からコンピュータを学習ツールとして導入していました。

これはかなり早期からの試みと言えますが、あくまでコンピュータを学習のための道具としてのみ位置づけていたため、子供たちの意欲を湧かせることができずにいました。

そこで、2013年に大幅な方針転換がなされ、「IT(ICT)」であった教科名を「Computing」と改めました。

ロボットを用いた授業で興味を引くという工夫もさることながら、従来はICTリテラシーや情報活用能力といった、知識の習得を主目的とした内容であったものを、プログラミングの記述といった実践的な体験を重視することで、知識と技術の両方を身に付けることができるようになっています。

イスラエルのプログラミング教育は?

中東のシリコンバレーとも呼ばれるイスラエルは、1990年から義務教育にプログラミング教育を導入しています。

イスラエルといえば、世界最強の諜報機関とも呼ばれるモサドで有名です。

国民はたとえ軍属希望でなくとも、高校卒業後には男女ともに2年以上の兵役が課せられるため、現代戦に必須の技能として情報技術の高度な教育が施されます。

履修内容も本格的で、より機械言語に近く難解なプログラム記述法であるアセンブリ言語が科目に入っており卒業後する頃にはほぼ全員が即戦力のプログラマーに仕上がります。

戦争が背景にあるという悲しい事情はあるものの、国民一人当たりのエンジニア数は世界一であり、情報技術の最先端を突き進み、国家を繁栄させていることには違いありません。

中国のプログラミング教育は?

アジアの諸外国も、時代の要求に従いIT先進国に追いつかんとしています。

あらゆる分野での発展が目覚ましい中国では、2017年に小学生、2018年に高校生のプログラミング必修化が行われるなど、始まった時期だけを見れば日本とそう変わらないように見えます。

しかし中国には、高度成長期に乗った推進力と超学歴社会という起爆剤があります。

現在、教育界には情報技術と教育を掛け合わせたエドテック企業という業態が参入しており、オンライン語学教室、AI開発教室、マンツーマン指導などのさまざまなサービスが、世界最大の人口をターゲットに群雄割拠の様相を呈しています。

中国は特にAI開発に重きを置いていると言われており、未だに課題の多い人工知能産業に大きな風穴を空けるため、最初の一歩を力強く踏み出さんとしています。

日本のプログラミング教育は?

日本では、2021年度から児童一人につき一台のPCが配布されたことにより、ようやく他の先進国に追いつくためのスタートラインに立ったという様相です。

教育環境の情報化整備に先立って、2020年には小学校教育においてプログラミングの授業が必修化されています

こちらは意外にも最下位レベルというほどではなく、たとえばコンピュータ発祥の地であり世界を牽引するIT大国であるアメリカでも(地域差を別にして)、初等教育の段階で見るとプログラミング学習の比重は高くないようです。

小学生のプログラミング教育に関して詳しくは下記の記事に記載していますので、あわせて参考にしてみてください。

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まとめ

海外のプログラミング教育を国別にみてきました。ここには取り上げていない国でも、もっと様々な教育を行っているところは沢山あります。日本の与えられる教育にとらわれず、他国にも目を向けていく時代は来ているようです。

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