私立中学オンライン授業の実態は?公立と比較して検討を。

私立中学オンライン授業の実態は?公立と比較して検討を。

コロナ禍ではありますが、6月から多くの学校は再開しオンライン授業は5月までとなった学校がほとんどでした。では、実際オンラインの活用状況はどうだったのでしょうか?アンケート回答や文科省調べを元に記事にまとめました。

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私立中の3月~6月のオンライン活用状況のアンケート結果は?

首都模試センターでは、私立中学校200校に対してアンケート調査を行いました。回答数は109校でしたが、その学校でのオンライン活用状況を公開しています。簡単に内容をまとめました。

オンラインを活用して行ったことは?(複数回答)

  • オンラインツールを使った教材や課題の配信-95.4%
  • オンラインツールを使った朝のHRや生徒との対話―92.7%
  • オンラインツールを使った生徒からの質問対応―88.1%
  • オンラインツールを使った教材や課題の回収―86.2%
  • 授業動画の提供―85.3%
  • オンラインツールを使った生徒の健康状態の確認やアドバイスー81.7%
  • Zoomなどのオンラインツールを使った双方向の授業―73.4%
  • Googleフォームなどを使ったオンラインテスト―54.1%
  • 授業のライブ配信-52.3%
  • オンラインツールを使ったグループ探求学習―33.9%

基本的なオンラインの使い方はどこの学校も同じでした。授業のライブ配信は家族の在宅勤務などを考えて行っていないなどの中学校もあったので半分くらいなのでしょうか。ただ、保護者の中では課題だけを一方的に送られてくるのは親の負担が大きかったという感想もありました。

ただ、全体的な生徒や保護者の感想としては、

  • 勉強の遅れの心配を少なくしてくれたこと
  • クラスの友達や担任の先生の顔が見られてよかった
  • 授業や課題でわからないことは先生に質問できて対応が出来た

など、どの感想も前向きなものでした。

どのようなオンラインツールを使っている?

学校で使っているオンラインツールは下記様々でした。

  • Zoomミーティング―66.1%
  • You Tube-63.3%
  • Google meat-41.3%
  • Zoom ウェビナーー16.5%
  • Microsoft Teams -13.8%
  • You Tubeライブ―11.9%
  • Googleクラスルーム―10%
  • その他、ロイロノート・NTTコミュニケーション他

基本的にはどのツールを利用していたとしても使い方さえ覚えてしまえば内容に差はなさそうでした。勿論導入の仕方は学校が説明をしてくれますので、保護者の手をわずらわすことにはなりますが、問題なく導入できると言えます。

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公立中学校の状況は?

独自に生徒達の学びを止めない努力を行う私立中学校と比べて、公立中学校ではやはり少し導入が遅れてしまっていたのは否めませんでした

都立高校では一部早くにオンライン授業に取り組んでいる学校もありましたが、実際全体としてはどうだったのでしょうか?

文部科学省が4月21日に学校の臨時休校に関連した取組調査を発表した際には、1213自治体の25,233校のうち、

  • デジタル教科書やデジタル教材を活用した家庭学習-29%
  • 同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習-5%

が実際でした。まだこれは4月の状況だったのですが、5月もそこまで変化はなかったように思います。神奈川県の一部の学校の話を伺いましたが、公立中学校では基本的には分散登校が行われ、デジタルでの導入の話は皆無でした。

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結論

現状、私立学校と公立学校で比べてしまうと差は歴然となってしまいました。ただ、公立学校では塾に通っているお子さんも多いでしょうから、塾などでフォローできていれば実質的に差はないのかもしれません。

ただ、子供の学びを継続していくためのオンライン授業の利用状況などは今後のコロナ後の世界では、私立中学校選びのカギにもなってくると考えてもよいでしょう。