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「GIGAスクール構想」とは?わかりやすく解説

2021年3月26日

現在、日本の学校教育の場に、生徒一人につき一台のタブレット(パソコン)が配られました。

この事実を、未だに知らない人は多いのではないでしょうか?この記事では、小学生のパソコン・タブレット配布の理由とその中心であるGIGAスクール構想をわかりやすくまとめました。

「GIGAスクール構想」とは?

OECD(経済協力開発機構)内では、日本の学校教育のICT化は最低レベルと言われています。

これを打開するべく、文部科学省により提唱されたのが「GIGAスクール構想」です。

  • GIGA」とは「Global and Innovation Gateway for All」の略で、「多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する」という意味で使われています。

これまで、日本の教育現場は小学生に端末を与えることに消極的でした。

まだネットリテラシーの何たるかも知らず、膨大で雑多な情報の取捨選択ができない幼い児童にとって、多様な可能性を秘めたPC端末は「強毒」になり得るという考えが根強いのです。

ところが、今回の構想が告知されたことで、日本もようやく他の先進国と立ち並ぶ教育環境が整うことになりました。

「GIGAスクール構想」が告知された2019年12月当初、この計画は5年間にわたって進められる予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの世界的流行により遠隔授業の必要性が増したため、環境配備の期限が大幅に短縮され、2021年3月現時点において、ほぼ全国の施策基盤が整いつつあります。

とはいえ、まだ届いていない家庭もあると思いますが、こちらの記事ではまだ届かない理由などもまとめていますので参考にしてください。

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「GIGAスクール構想」の目的は?

文科省のリーフレットによると、「子供たち一人一人に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現」を目的としています。

基本的に多対一だった授業の現場は、端末が導入されることにより、教師側に生徒個別の反応が把握できるようになり、双方向性の指導・学習が可能となります。

また、単一共通の内容を聞かされていた従来の授業も、端末に記録された個々人の学習履歴を参照することにより、生徒の理解度や個性に合わせて対応ができるようになります。

そして、これまでは自分の意見を率先して発言できる生徒は一部に限られていましたが、端末を通してなら人見知りの子でも率直な意見を抵抗なく書き込みやすくなり、それらをクラス全体で共有することによって、オープンで活発な意見交換の場が生まれます。

一人一台端末で出来ること

一つの端末が基本的に自分だけのもの、ということには大きな意味があります

常に携帯することにより、場所を問わず勉強に活用でき、自分だけの調査方針で情報を収集・整理・分析することができます。

国語や図工などの製作物においても、長文を推敲しながら作文したり、写真・音声・動画等を織り込んだ映像作品を制作したりするなど、創造の幅は無限大です。

距離による弊害がなくなることも可能性を広げます。

端末が備える通信ネットワークを使えば、大学、海外、専門家との連携、過疎地・離島とのコミュニケーション、けがや病気で入院中の生徒とも繋がることができ、コロナ禍による休校中での遠隔授業にも必須の機能です。

生徒同士だけでなく、大人である教師ともつながっており、不用意な発言や不適切な情報アクセスなど、好ましくない行為には実社会と同じくペナルティが課せられるという事実を体験的に学ぶことができます。

そのため、これら多機能を活用することにより、情報モラルも身に付きます。

具体的な「学び」への活用方法

実際の現場でPC端末がどのように活用されるのか、教科ごとに事例を見てみましょう。

国語

国語では、文書作成ソフトで作文し、生徒同士で助言しあったり、ソフトの校閲機能を使って打ち間違いを把握しながら推敲を重ねたりし、それらのデータを共有することができます。

社会

社会では、生徒たちが地図や統計的情報などのデータを持ち寄り、一つのテーマにまとめながらプレゼンソフトでデザインし、発表することができるようになります。

算数(数学)

算数は機械の得意分野です。

数式のみならず、グラフ、図形、関数などが値の変化によってダイレクトに反映され、その性質が視覚的に解りやすく表示されます。

理科

理科の時間では、観察や実験の場で動画を撮ることによって、その場限りの体験が記録となり、考察が深まります。

また、レポートとしてまとめる際にも、写真やグラフを用いて情報量に富んだ内容に高めることができます。

外国語

外国語の授業では、海外のネイティブな子供たちとの交流が可能となり、ライティングの自動添削機能やスピーキングの音声認識機能を駆使して、発信する際の質と量を大幅に高めることができるようになります。

まとめ

「GIGAスクール構想」に関して、文部科学省の発言をわかりやすく解説しました。

ただ、これらの内容には「具体性」がないことが現場への疑問となります。

具体的に現場へ落とし込むことが出来てこそ、理想的な教育へ少し近づくと考えられますが、実際、具体的な策がない場合には子供にとって悪影響を及ぼす脅威があることもご両親は知っておかなければなりません。

医療業界の論文では、携帯電話やパソコンの利用時間が長いほど暗記力や勉強の結果が悪くなることを示唆している例もあります

理想と現実は異なるものですが、海外が実施していることへ追いつくために、日本でも試行錯誤しながら進めていくことでしょう。保護者の私達にもなかなか情報は入りませんが、理解していくことが必要だと改めて認識しました。

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