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大学付属中学校のメリット・デメリットと生の声をレポート

昔から根強い人気の大学付属中学校ですが、ここ最近はより人気が強くなってきた、と塾の先生も熱弁しています。

理由としては、大学入試改革が一番大きなものとされています。

特に、現政権の今までの流れを見ていると、記述式試験は今後どうなるか不透明ですし、英語の民間試験の活用もとん挫しました。

このような情勢の中では今後の国公立大学受験の不安はより大きなものになることが予想されるでしょう。

そんな不透明な大学受験をするくらいなら、大学付属の学校をご両親が選ばれるのは正しい選択かもしれません。

しかし、いいことづくめの大学付属中学校と思っていて入学してみると違った!ということがないように、このブログではメリット・デメリットと、実際通っている・通っていた人のリアルな声を伺いつつ進路に役立ててもらえるようにまとめました。

大学付属中学校のメリット

大学付属中学校のメリットには以下があげられます。

  • 大学までエスカレーターなので部活などに専念できる
  • 受験勉強に時間を割く必要がなく大学へ行くことができる
  • 受験勉強に左右されない学問を深めることができる
  • 大学の施設を含めて充実した施設を使うことが出来る
  • 大学にチャレンジするにも現在の学校の大学を滑り止めにすることが出来る所もある

全体として言えることはやはり両親も含めて

受験の合格不合格に振り回されることなく学問や部活などに青春をかけることが出来る

ことです。

現在中学受験を一緒に頑張っているご両親ならよくお分かりいただけると思いますが、受験生を持つ両親のプレッシャーは相当なものです。

そのプレッシャーをもう感じることなく、安心してのびのびとお子さんが学べる環境というのはとても魅力的に感じると思います。

また、よく言われますが早稲田中学校や中央大学付属の学校などは大学受験校です。大学受験をしたい場合には、現在の学校を滑り止めにもできますのでチャレンジもできるという環境があることは魅力的です。

大学付属中学校のデメリット

逆に、勿論デメリットもあります。

  • 受験がないので勉強をしなくなる
  • 大学が決まっているので向上心がなくなる
  • 希望している学部に行けるかはわからない
  • 外部受験のサポートがない所も多い
  • 留年・退学した場合は後が厳しい
  • 友達や環境を変えることが難しい

全体として言えることは中学の時点で勉強に対して中だるみが出来てしまう可能性があります。また、子供たちの人間関係がずっと続くことになりますのであわなかった場合は逃げ場がなくなってしまう恐れがあります。

実際に通っている中学生と過去に通っていた中学生のリアルな声

さて、上記にメリット・デメリットをまとめましたが、実際はどうなのでしょうか?

慶應普通部に通っている友達のお子さんA君に話を聞いてみたところ、彼はとても学校があっていたようでよい話を伺うことが出来ました。

・能力が高い人が集まっているので刺激を受けています。

・普通に留年・退学があるので、試験前はみんな必死で勉強をしています。

・勉強をしていないと行きたい学部へはいけないので自分が頑張っていますが、やる気をなくしている人もいます。

・毎日ゲーム三昧で、楽しくやっています。

ということでした。ご両親のお話を伺うと、中学1年生でも英語だけは塾に通わせている子が多いということでした。

次に、過去に慶應中等部から慶應の大学まで通っていたBさん(大学卒業後現在社会人)の声を聴いてみますと

・大学受験がないので、長い期間受験のプレッシャーもなくのびのびできました。

・中だるみしすぎて勉強をしなくなりました。

・学生内での友達作りに困ったことはありません。

・留年や退学になった友達もいました。結構そこはシビアで厳しいです。

ということでした。

両社慶應に関しての意見なので一つの参考として認識してください。

[補足]有名大学付属中学校とは

ここでいう、いわゆる有名大学付属中学校とは関東でいうと下記の学校になります。

  • 慶應
  • 早稲田
  • 明治
  • 青山学院
  • 立教
  • 中央
  • 法政
  • 桐朋
  • 学習院
  • 名門私立女子大の付属など

関西でいうと

  • 同支社系列
  • 立命館系列
  • 関西大系列

です。

これらの付属学校では9割の学生が大学まで進学できるといわれています。

まとめ

大学付属高校出身者100名に対するアンケートでは、付属高出身者へ

「自分の子供を付属校に通わせたいと思いますか?」

の質問に対して

はいが54%

いいえが46%

と、約半分になっています。

方法:学資保険ナビ調べ(インターネット調査)

調査期間:2019年4月19日~2019年5月3日

対象:大学付属の高校出身者100名

この結果からわかるように、メリットとデメリットは半分半分です。

結局は本人次第ということになるでしょう。

あっている・あっていないはどこの学校へ通っていてもあると思いますので一番大切なことは自身が納得いける人生を歩めることです。

ご両親の思いも含めて、ご家族で検討する参考になればと思います。

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