「読書をすること」は、国語力が付くだけではなく、どの教科を勉強していくにしても必要です。
算数にしても理科にしても、まず「文章」を読まなければいけないわけですから、「文章を読む力」がとても大切なことは大人なら理解できることでしょう。
この記事では、小学校低学年から本を読む習慣をつけてもらうきっかけとなるべく、興味をもってもらえるような実生活に役立つ本を含め、おすすめの本を5冊ご紹介します。
目次
小学校低学年におすすめの本5選
ひもほうちょうも使わない平野レミのおりょうりブック/平野レミ
本の内容
ごはんかパンがあれば子どもだけで作れる!
火も包丁も使わないでお料理をつくりましょう!
「たまごごはん」に、のりをちぎってかけると「たまごのりごはん」になるよ。
いりごまをすってお砂糖とお醤油をたらせば「ごまごはん」。
バターをのせたり、ふりかけをつくったり、のりでまいてもいいね。
パンなら「オープンサンド」に。色々なものを組み合わせてペーストを作ろう。
飲み物は「ミルクセーキ」。ホイップクリームを作って、くだものにのせればおしゃれなデザートも。
誰もが知っている料理研究家の平野レミさんと、当時小学生の息子さんが絵をかき、旦那さんの和田誠さんがデザインを担当したという家族の力作です。
こちらは、1992年9月に発売されてから現在まで人気で増刷され、長く愛されている絵本になります。
子供に料理を手伝ってもらう第一歩となる本になるのではないでしょうか。
子供自身の満足度も高く、料理が好きになってくれるかもしれません!
読んだ人の声を一部紹介します。
小学校の時に大好きな絵本で、大人になってから平野レミさんの本と知ってびっくりしました。
仕事場で子供が来るので、ワクワク感を知ってもらいたくて購入しました。
ひもほうちょうも使わないでできるのが良いです。
おもしろい。作ってるものはたまごかけごはんとか
シラスご飯とかマヨネーズご飯とかオープンサンドとかの簡単なものだけど。。。
子供も大人も楽しい絵本です。
ソフィーのくだものばたけ/ゲルダ・ミューラー
本の内容
みんながたべているくだものは、どんなふうに実をつけるか知ってる?
だいすきなくだもののこと、もっともっとしりたいな!
しってるくだものも、しらないものも、ソフィーといっしょに見てみよう。
フランスの大きな町に住んでいるソフィーは、夏休みになるとエレーヌおばさんやマックスおじさん、いとこのミシェルが住む南フランスのいなかの家で過ごします。
ソフィーはこの家が大好き。なぜかって…ソフィーの大好きなくだものがたくさんあるから!
着いて次の日の朝には、畑でスグリやイチゴを採り、庭のサクラの木の下で近所の子を招待してサクランボパーティ。
ミシェルの好きなくだもの、リンゴに洋ナシ、モモ。それからプラムだってあります。
楽園の様な毎日を過ごしながら、それぞれのくだものがどうやって実になるのか、どんな風に実をつけるのか、ソフィーは学びます。
絵本作家のゲルダさんは御年91歳!今を生きる子供達に見せたいと描いた本です。
内容は、ストーリーのある果物図鑑です。
身近にある果物を買ってきてもいいですし、スーパーなどで本を思い起こしながら親子で話をするととてもよいかもしれません!
おかしなおきゃくさま/ペク・ヒナ
本の内容
ある雨の日、僕とお姉ちゃんが留守番していたらテルテル坊主のような子がやってきた。
おうちは空の上だって。
どうやら迷子になったみたい。
おかしなお客様の喜怒哀楽に部屋の気温があがったり雨や雪など大騒動。
読後はほのぼのする物語です。
韓国の人気NO1絵本作家。
作者ご自身でセットを作り、撮影までこなしている、作り込まれた絵本です。
韓国は日本にも近いですし、他の国の本だよ、と、世界地図で説明しながら一緒に読むと興味の幅も広がります。
読んだ人の声を一部紹介します。
ペクヒナさんの絵本にはまってます。
全て孫に 購入しています。
一緒に絵をみながら とても楽しく拝読しています。
孫もとても興味をもつんですよね~
不思議な絵本です。大好きです。他の絵本の翻訳まってます。
ペク・ヒナさんのファンなので、初めてアマゾンで注文しました。
可愛くて癒されます。どうもありがとうございました。
おじいちゃんとおばあちゃん/E・H・ミナリック
本の内容
くまくんは森のおじいさんぐま、おばあさんぐまの小さなおうちを訪ねるのが大好きです。
おじいさんと遊んでおばあさんにお話をしてもらいます。
暖かく優しい世界が広がるお話です。
おじいちゃんやおばあちゃんとこのコロナ禍で会えなくて寂しい思いをしているかもしませんが、自分の体験を思い出し、ゆっくりと優しい時間が広がる絵本になっています。
読んだ人の声を一部紹介します。
子供の頃に家にあり読んでいました。
大好きな本だったのですが、実家のどこにしまわれているかわからなかったので購入。
久しぶりに読んだらやっぱり癒される。。
この絵の雰囲気と、妙にリアルなくまくんたち。おじいちゃんとおばあちゃんの雰囲気やおうちのイメージ、背景もたまりません!
魅力がいっぱいで、洋風なのになんだか懐かしくて、その世界にのめり込んじゃいます。
とってもおすすめです。
3才の息子も興味津々でお話を聞いてくれました。とにかくこのシリーズ、とくにこの巻が大大大好きです。
大切な友人の子どもへの、贈物にもしたい本。
文字がよめるようになった子が、最初にひとりで読むのにもぴったり。
言葉も、どこにもトゲのようなものがなく、あまったるいぶりっ子(←年齡がわかりますね)な感じもなく、すがすがしく気持ちがいい。
好きです。
失敗にかんぱい/宮川ひろ
本の内容
ストーリーは、運動会の得意種目で失敗をしてクラスメイトにも迷惑をかけて落ち込んでいる主人公に、家族親戚が自分の失敗エピソードを話して元気付ける…
という、人の心遣いや思いやりを学べる本です。
運動会を経験した子供にとっては、感情移入がしやすい内容となっています。
読んだ人の声を一部紹介します。
小学校2年生の女の子にクリスマスプレゼントしました。
翌日、じいちゃん4回読んだよ と嬉しそうに話してくれました。
プレゼントして良かったと思いました
失敗話ばかりなのに暗くない。
当事者として、第三者として両方の立場を行ったり来たりできるので、人の失敗だとこれくらいの気持ちで聞いているんだなとか、本人にはどれほど深刻なのかを踏まえて相手の気持ちに思い至るきっかけがたくさん詰まっています。
何度も何度も読み返し、行ったり来たりを沢山して欲しいと思いました。
まとめ
小学校低学年から本を読む習慣をつけてもらうきっかけとなるべく、興味をもってもらえるような実生活に役立つ本を含め、おすすめの本を5冊ご紹介しました。
あわせて、読書感想文にも使える本なども紹介している記事もありますので、参考にしてみてください。
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