暗記することを難しく感じるのは受験勉強をしている人々の共通の悩みです。
この記事では、東大卒でクイズ番組でも有名、高校時代開成にて全国高校クイズ選手権にて史上初の2連覇を果たした伊沢氏の暗記方法をまとめました。
東大生の暗記方法とは?
東大生だけではなく、勉強が出来る人には共通点があると雑誌のインタビューで語った伊沢氏。
それは、「復習をすること」です。
以前、このサイトでも、暗記できない理由の記事を書いたときに復習の重要性も記しました。(「暗記ができない理由とは?効率的に暗記をしよう!」参照)
やはり、伊沢氏も語っているように復習をすることが最も大切だということです。
伊沢氏の勉強の8割が復習ということ。それも、机に向かっているわけではなく、
「暗記の定着のチェック」をすることに力を注いでいました。
机に向かって問題を解いていくと進んでいる感覚はあるものの、頭に記憶が定着しません。
暗記の定着のチェックならば、どこにいても出来るのがいいところです。
目から鱗、激しく納得します!
そんな伊沢氏の暗記するテクニック・方法を見ていきたいと思います。
暗記の方法2種類
伊沢氏が語る暗記では
- ミクロ暗記:一つ一つの情報量は多くないが、細部まで完璧に覚えないと意味がないもの(英単語、漢字、歴史の年号)
- マクロ暗記:一字一句性格に覚えなくてよいがストーリーや論理関係など全体の構造を覚えようとする暗記。
このように2つに分類をして意識して取り組みます。
マクロ暗記の例としては、まずはメインの要素がいくつあるかを覚え、その後にメインパーツにつながるサブの要素を覚え置いていくという流れです。
例えば、「桃太郎」ならば、「桃から桃太郎が生まれる」「犬、サル、キジを子分にする」「鬼退治に行って財宝を持って帰る」をメインの要素とするならば、サブとしては、「桃はおばあさんが洗濯したときに拾ってくる」「子分にするためにきびだんごを与える」のようなイメージです。
*参考までに、ミクロとマクロという用語は経済学や視点などでも使われますが、
マクロ(macro)とは「巨大な」や「大きな」、「大規模な」といった意味として使い、ミクロは反対に「極小の」や「非常に小さい」といった意味として使います。
こうして分けて覚えた記憶ですが、結局最後は頭に定着させるために復習となります。
そこで、復習の頻度はどうするかというと、
- ミクロ暗記:1日2度も3度も繰り返す
- マクロ暗記:3日に1度ぐらいのペースで記憶しているかどうか確認
と、復習方法もわけます。
このペースで覚えていくと記憶は定着して長期記憶になります。
暗記したら最後はアウトプット
暗記した記憶を今度は確認する方法です。
伊沢氏はエクセルソフトで問題を作っては問題の順番をシャッフルしてドリルのようにして使ったそうです。
クイズ形式にすると、ただ文字を暗記するだけではなく実践に近い形になるため、より本番へ使える仕様になります。
まとめ
東大生の暗記方法とは?東大卒伊沢氏に学ぶテクニックをまとめました。
暗記方法も色々ありますが、マクロ暗記はあらゆる場所で使えそうですから、是非今日から試してみて下さい。
参考文献:PRESIDENT