共学・公立一貫

公立中高一貫校のメリット・デメリットは?2021年倍率と今後の予測

2021年3月7日

昨今人気が高まっている公立中高一貫校の受験。特に受験倍率は都内では5~6倍がザラです。

この、人気が高まっている理由となる公立中高一貫校のメリットや逆にデメリット2021年入試の倍率結果などをまとめました

公立中高一貫校のメリット

公立中高一貫校は基本的に私立の中高一貫校とメリットは似ている部分が多くあります。

それを踏まえた上で、メリットをあげつつ、私立中高一貫校にないメリットも見ていこうと思います。

公立中高一貫校のメリットは

  • 6年間で一貫した教育方針による教育が受けられること
  • 高校受験がないこと
  • 学費が安いこと
  • 勉学面での環境、雰囲気が良い

です。

まずは一点目、6年間で一貫した教育方針による教育が受けられることいわゆる、本質的な教育を受けられるということです。

本質的はどういうことかというと、中学高校が別である場合に比べ、六年間という大枠の期間を通して、まさしく一貫した教育方針が取られており、スピード感のある授業計画で大学受験までの道のりを前倒しにすることができます。

次に、高校受験がないということ。これが一番のメリットとみる向きもあります。

中学受験に合格した時点で、見据えるべき大学へのエスカレーターに乗り、多大なストレスを伴う高校受験を素通りできる上、受験勉強の時間を大学受験への準備にあてがうことができます。

また、同じ理由で部活動に打ち込む時間を犠牲にすることもなくなります。

最後にここが私立中高一貫校とは違うところになりますが、学費が安いことが挙げられます

私立の中高一貫校に通った場合と比べると、かかる費用の総額はおよそ半分以下と雲泥の差です。

そして、勉学面での環境、雰囲気が良いということ。

同程度の学力で、いわば志を同じくする仲間が集まることで、強い仲間意識と一体感が醸成されます。

生活面、能力面でも恵まれた家庭の生徒が多いため、個性が原因となって生じる疎外感やいじめなどのリスクが低い傾向にあります。

公立中高一貫校のデメリット

公立中高一貫校には、多くある利点に反し、決して無視できないデメリットも存在します。

デメリットも私立中高一貫校と似ている部分が多いです。

  • 高校受験がないため、中だるみが出てくる
  • 人間関係の耐性が身に付きづらい
  • 倍率が高くて合格すること自体が難しいこと

このようなデメリットがあげられます。

まず、中だるみしがちなこと。

生徒は中学受験をクリアした時点で大学受験を目指すことになりますが、その道程である六年間という途方もない道のりを目の当たりにすると、集中力の糸が切れてしまいます。

初めはどうにか気力を保っても、長期にわたって教育方針の変化がないため、ひたすら同じことを勉強しているという感覚に陥り、モチベーションを保つのに骨が折れます。

入学前から明確な目的意識を持っていないと、このデメリットに打ち勝つことは難しいでしょう。

そして、人間関係の耐性が身に付きづらいこと。

同レベルの仲間が多いというメリットは、翻せば敵性の人間が周りにいないぬるま湯に浸かった状態とも言え、卒業後に世間の荒波に打ちのめされたり、社会性の面で苦労したりすることがあるようです。

最後に、そもそも公立中高一貫校の合格が難しいということ。

一校しか受験できず、教育施設として特殊な形態なので種類が少ないため、倍率が非常に高くなっています。

2021年公立中高一貫校の倍率(主に関東圏)と今後の予測

 募集
人員
応募
人員
一般枠募集倍率
(最終応募倍率)
一般枠募集倍率
(最終応募倍率)
学校名合計合計2021年度2020年度
小石川中等教育1557925.11倍6.66倍
白鴎高等学校附属1307836.02倍7.17倍
両国高等学校附属1208457.04倍6.77倍
桜修館中等教育1609856.16倍6.10倍
富士高等学校附属1605193.24倍4.77倍
大泉高等学校附属1207135.94倍6.41倍
南多摩中等教育1608105.06倍5.68倍
立川国際中等教育1306004.62倍4.68倍
武蔵高等学校附属1605133.21倍4.94倍
三鷹中等教育1609015.63倍6.74倍
神奈川県立相模原中等教育学校16010746.71倍6.88倍
神奈川県立平塚中等教育学校1608845.53倍5.14倍
横浜市立横浜サイエンスフロンティア
高等学校附属中学校
805156.44倍5.79倍
横浜市立南高等学校附属中学校1608905.56倍4.93倍
川崎市立川崎高等学校附属中学校1204712.94倍3.02倍

東京都教育委員会・神奈川県各市の発表によると、2021年度(令和3年度)の公立中高一貫校の一般募集枠では、最終応募倍率は上記の結果となりました。

入学者決定受験倍率の場合は、東京では、10校の平均倍率が4.87倍となっています。最も狭き門となった両国高等学校附属では6.70倍と、最難関の名に恥じない数字をマークしています。

高倍率であることに違いはありませんが、意外にも去年度から倍率は下がる傾向にあります。新型コロナウイルスの蔓延の影響により激増するかという見識があったにも拘わらず、予想に反して0.6ポイント減と減少が続きました。

これにははっきりとした原因はわかっていませんが、公立中高一貫校のハードルの高さが一般にも知られるようになったことや、合格に必須ともいえる塾通いの費用負担に対する忌避感があるのではないかと言われています。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/secondary_school/application/files/release20210203_01/doc_01.pdf

まとめ 公立中高一貫校、今後の人気は?

公立中高一貫校のメリットデメリットをまとめてきましたが、現在中学受検が人気である環境もあることから、ますます公立中高一貫校も人気になっていくと予想されます。

公立中高一貫校や私立中高一貫校を目指すかたは低学年のうちに、塾や通信学習などを検討しておくと、今後考えるうえでの役に立つことでしょう。

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