近年に高校募集停止する本郷と豊島岡。他校も相次ぐ中学受験シフトの理由

近年に高校募集停止する本郷と豊島岡。他校も相次ぐ中学受験シフトの理由

近年、都内の有力中高一貫校が高校の募集をやめていこうとしているのをご存知でしょうか?

3月の朝日新聞の特集では相次ぐ高校募集停止が中学受験シフトに拍車がかかっていくのか?という記事をまとめていました。

各学校ともそれぞれに理由がありますが、自分の子供が中学受験に向いているかも含めて見極めていく判断材料の一つとして参考にしたいと思います。

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2021年に高校募集を停止する本郷、2022年に停止する豊島岡

本郷は東京で人気の男子校です。また、豊島岡は言わずと知れた難関校の女子校です。

その他にも、21年から都立の中高一貫校でも、高校に付属中を開設した併設型の5校である

富士、武蔵、両国、大泉、白鷗

が21年から順次高校募集をやめて都内全てが公立中高一貫校が完全一貫校化します。

これらの理由の一つとしてあげられるのが、

新学習指導要領の変更

と言われています。

高校では22年から多数の科目が新設されます。例えば「歴史総合」、「理数探求」「情報」などです。

中高一貫校は基本的に中学の段階で高校の学問を先取りしているため、高校募集を行うと内部生と、高校から入学してきた子供たちとカリキュラムが2本立てになってしまうのです。

今まで本郷では高校2年生から中学入学生と高校入学生を混合してクラス編成していたようですが、高校入学した生徒は1年間2年間分の勉強をしなくてはならず、大変だったとのことです。

また、

大学入学改革

も影響しているということです。

中高一貫校では6年間を通じて様々な探求学習を取り入れています。国公立大学の2次試験で思考力や記述力が重視されるようになったらやはりその中高一貫校の体験が武器になると考えられています。

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2019年に高校募集を停止した成城中学校

高校募集停止をきっかけに成城中学校では新学習指導要領にあわせて学校設定科目を新設して、探求学習を行うことに力を注いだそうです。

また、数学と情報をコラボレーションされ、統計学の基礎を学ぶことが出来る授業も新設しました。

校長先生は、勉強だけではなく、行事やクラブ活動も6年間一貫教育にすることが教育の質をあげることだと先生たちの意見が一致した、と話しています。

 

浦和暁の星は2006年に高校募集を停止

また、浦和暁の星女子は2006年に高校募集を停止しています。

当時は新しい風をいれたほうがよいという意見があったそうですが、6年間かけて丁寧に暁の星教育を行うことに意義があると考え変更したそうです。

その結果として、近年国公立大学や医学部などの合格実績が伸びているので、よかった結果ということになります。

 

海城は2011年に高校募集を停止

男子校で有名な海城も進学校ですが、こちらも2011年に高校募集を停止しました。

都立高の日比谷に合格者が流れることもあり、総生徒数も一時的に減少することもあったそうですが、現在はV字回復を果たしているそうです。

 

まとめ

中高一貫校がよいか、公立校がよいかそれぞれの子供の向き不向きや勉強をしたいと思えるタイミングなど、様々な家庭環境が影響すると思います。

この中高一貫校への流れを見て、もし、受けたい学校がある場合など、検討する一助としてください。